2018年7月8日~13日にかけてカナダ・エドモントン市で開催されたSEDIの第16回国際シンポジウムにて、A02-1同位体班野村龍一助教(愛媛大)が、卓越した若手研究者に贈呈されるドーンボス記念賞を受賞しました。
SEDI(Study of the Earth’s Deep Interior)は、100年の歴史を持つ国際地球物理学測地学連合(IUGG:International Union of Geodesy and Geophysics)の地球内部部会の主催により、2年に一度各国の持ち回りで主に地球深部科学に関連した国際シンポジウムを開催しています。ドーンボス記念賞は、1970 年代から90年代にかけて地球深部構造の研究に活躍したオランダ人地震学者ダーク・ドーンボス(Durk Doornbos, 1943-1993) を記念し、2年に1度、地球深部研究で卓越した業績を挙げた若手研究者2-3名に贈られます。今回、野村助教を含む3名の研究者が受賞しました。野村助教の受賞は、地球深部に相当する高圧条件における、ダイヤモンドアンビル実験装置を用いた物質の融解と変形に関する独創的・先駆的研究が高く評価されたものです。