2019年10月23日(水)~25日(金)にかでる2・7 北海道立道民活動センターで開催された第60回高圧討論会において、本領域代表土屋卓久教授(愛媛大学)が日本高圧力学会の学会賞を受賞し、10月24日に行われた自授賞式で受賞記念講演と受賞挨拶を行いました。
日本高圧力学会は高圧力を手段として用いる物理、化学、地球科学、材料科学、生物科学などの広範な分野の会員からなる学際的学会で、1959年から毎年開催されている高圧討論会の活動を背景に、1989年に設立されました。
同学会では「高圧力の科学・技術の進歩に貢献し,内外から高い評価を受ける顕著な研究成果を挙げた」会員1名に学会賞を授与しており、令和元年の受賞者として土屋教授が選出されました。受賞理由は「第一原理計算に基づく独自の計算技術の開発と高圧地球科学の新しい展開への多大な貢献」で、理論分野からは初の受賞者となりました。
また、24日には日本高圧力学会設立30周年(高圧討論会60回)記念講演では、本領域アドバイザリーボードである八木健彦教授(東京大)と、A03-1班班長である入舩徹男教授(愛媛大)が「高圧力の科学・技術の将来と学会の役割ー高圧科学における連携と日本高圧力学会ー」のタイトルのもと、それぞれ講演を行いました。