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高校生とのパブリックセッションを行いました

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2019年3月7日(木)~10日(日)にホテル季古里(岐阜県飛騨市)において開催された、本領域主催の国際スクール初日に、地元である飛騨神岡高校と吉城高校の1・2年生19名にご参加いただき、パブリックセッションが行われました。

まず渡辺寛子助教(東北大学ニュートリノ科学研究センター)から、本領域の概要や、地元神岡で行われている世界最先端の素粒子物理実験についてのお話しがありました。

そもそも「ニュートリノ」とはどんなものか?という説明から、KamLand・Super-Kamiokande・KAGRAといった神岡地下研究施設の概要について、さらに、なぜ神岡でこのような世界の最先端の研究が進められているのか?といったお話に、高校生の方々も熱心に耳を傾けている姿が見られました。

次に、青山慎之介特任助教(新潟大学)による「日本列島の形成と飛騨地域の地質」と題した特別レクチャーが行われました。

地元である飛騨が、日本列島の成り立ちを知る上で重要な地域の一つであるというお話に、思わずへぇ~!と声が漏れる場面も。

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最後は、高校生と大学院生、研究者を交えてのディスカッションタイム。

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高校生からは、研究者を志すきっかけや大学院時代の過ごし方などについての質問から、「研究費を取ってきて成果が出なかった場合、どうしますか?」といった、つっこんだ(?!)質問も飛び出し、終始和やかに談笑しました。

本セッションは高校生たちと普段話をする機会が少ない研究者たちにとっても貴重な経験となりました。ご参加・ご協力頂きました高校生の皆様、飛騨市役所・ホテル季古里の皆様、ありがとうございました。

<参加者の声>
参加して一番に感じたことは、まだ地元のことで知らないことは多いということです。正直、難しい話なので何を観測してどんなことが行われているのか理解できないけど、カムランドというスーパーカミオカンデに負けない最先端の装置があることに驚きました。ニュートリノは原子を地球のサイズとした場合に米粒のサイズしかないことや、水中を20光年進んで1回しか反応しないことを聞いて想像の範囲を超えており感動しました。神岡町は岩石学から見ても珍しい地質だと知れて面白かったです。学生の方と交流をすると癖の強い人が多いというイメージをもったけど、自分が語れる分野がある人はかっこいいと思いました。少しでも地元の良さをいろんな視点から知れてよかったです。(高2 女子)

少し難しい話もあったけれど中には自分が知っている話もあって、今までの知識をより深く学ぶことができました。ニュートリノがどのようなものなのかや、どのように役立っているのかなども知ることができました。最後の交流の時間には、大学生活のことについて質問できたし、自分が悩んでいた進路について参考になる話が聞けました。自分は今までこのような会に参加することはなかったけれど、実際に参加してみて知識の部分や進路について多くのことを学ぶことができ、有意義な1日になりました。今後このような会があればまた参加してみたいです。(高2 男子)

先生方のお話を聞いて、神岡の町がすごいことを再確認できたし、今まで知らなかったことを知ることができました。スーパーカミオカンデやカグラのことは知っていたけど、カムランドは知らなくて、その構造もバルーンが入っているなど興味をもちました。神岡はニュートリノに関して世界で一番進んでいるところなので田舎だけど誇りに思いました。研究者の方との交流では、大学に入学後の生活について多くのことを質問しました。訳あって自分の第一希望は叶わなかったけど、違う道の研究を選択した姿勢に感動しました。研究室の選び方や経済的な面も話を聞くことができたので有意義な時間となりました。進路決定や進学後の参考にしていきたいです。(高2 女子)