2018年6月25日から7月26日にかけて、愛媛大学にて、計画研究A04-1班による第一原理計算の初歩に関するインターンシップを開催いたしました。
<参加者の声>
インターンシップは楽しめました。内容は計算演習で、分子の安定構造探索に始まり分子動力学法まで進むというものです。学部3年の演習に混じって行うため、基礎知識のない私にも分かりやすいものでした。受けた後には、理論計算班の発表を以前より理解できるようになったと思います。
開催日時が月・火・木の午後と多少はなれている上、5週にわたる演習ではありますが、全てに出なくてもついていけるでしょう。私も全15回のうち8回しか出席しませんでした。欠席した回の内容は配布資料を参考に授業後等に質問できますし、授業時間外に使えるスペースもあり、授業に関連する計算を行うこともできました。また、受講者の年齢は問わないようです。
今回、学外からの参加者は私だけでしたが、他分野の基礎の手触りが分かる貴重な機会だと思います。お勧めします。(大滝壽樹/Senior Researcher/産業技術総合研究所地質情報研究部門)
新学術「核-マントル共進化」インターンシップ
第一原理物性シミュレーション基礎
コンピューターを用いて固体の相転移、弾性特性や融解に関する基礎的な数値実験を行い、計算結果の解析を通じて、鉱物物性シミュレーションの初歩的な手順を習得する。それにより原子レベルから物質の性質を評価する方法やこれを地球惑星深部研究へ適用する方法を学ぶ。
日時 | 2018年6月25日~7月26日の月・火・木午後 12:40-16:00 |
場所 | 愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター |
参加者 | 大学院生・若手研究者2~3名 |
その他 | 旅費支援可能 |
申し込み・お問い合わせ | 土屋旬 (junt-at-ehime-u.ac.jp) |
【スケジュール】
○実験説明と準備
第1回目 概要説明
第2回目 鉱物物性シミュレーションの基礎
○固体の状態方程式と圧力誘起構造相転移
第3回目 状態方程式(1)
第4回目 状態方程式(2)
第5回目 相転移(1)
第6回目 相転移(2)
○弾性特性と下部マントル物質
第7回目 弾性特性(1)
第8回目 弾性特性(2)
第9回目 弾性特性(3)
第10回目 弾性特性(4)
○融解
第11回目 融解(1)
第12回目 融解(2)
第13回目 融解(3)
○まとめ
第14回目 まとめ(1) 各自レポートとプレゼンの用意
第15回目 まとめ(2) 発表会