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平成27年度成果発表会を開催しました

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seika01s2016 年 3 月 28 日(月)~29 日(火)に東京大学地震研究所において、本領域研究「核-マントルの相互作用と共進化 ~統合的地球深部科学の創成~」平成27年度成果発表会を開催いたしました。
第一回目となる今回は、総勢約50名が参加し、土屋卓久領域代表の開催挨拶の後、現在本領域で研究を行っている8つの班の代表者数名が、各班の研究内容と成果について発表いたしました。質疑応答では活発な意見交換がなされ、大変有意義な会となりました。また、唐戸俊一郎教授(イエール大学)による特別講演や、武多昭道氏(東京大学)らによる話題提供なども行われました。

平成27年度成果発表会 プログラム

3 月 28 日(月)
10:00 開会
    領域代表 土屋卓久(愛媛大学) 新学術領域「核-マントル共進化」の状況 
10:10 唐戸俊一郎教授(イエール大学)特別講演 
11:10 話題提供(1~2件)武多昭道 他
11:30 (or 11:50) 休憩
13:00 成果発表会
・核-マントル物質の動的挙動 計画研究A01-1 <ダイナミクス班>
      芳野極(岡山大)計画研究A01-1の状況
      五味斎(岡山大)マルチアンビル装置による溶融鉄合金の電気抵抗率測定に向けて
      西原遊(愛媛大)高温高圧変形実験用D111型ガイドブロックの導入に向けて
・核-マントル物質の構造と物性 計画研究A01-2 <構造物性班>
      鈴木昭夫(東北大)計画研究A01-2の状況と今後の方向
      井上 徹(愛媛大)下部マントルの水:含水ブリッジマナイトの存在可能性
      舟越賢一 (CROSS) J-PARCにおける高圧中性子実験環境の整備
・核-マントル物質の精密高圧実験技術の開発 計画研究A01-3 <技術開発班>
      入舩徹男(愛媛大)計画研究A01-3の状況と今後の方向」
      山崎大輔(岡山大)焼結ダイヤモンドアンビルを用いた川井型装置による高温高圧発生
      小松一生(東大)高圧下中性子回折実験のための技術開発の状況
・同位体から制約する核-マントルの共進化 計画研究A02-1 <同位体班>
      鈴木勝彦(JAMSTEC)計画研究A02-1の進捗状況と今後の戦略
      野村龍一(東工大)ダイアモンドアンビルセルを用いた高圧その場X線ラミノグラフィー撮像法の開発
      佐野亜沙美(原研)高温高圧下におけるマントル構成鉱物とマグマ間の水素同位体不均質の解明に向けて
・元素分配から制約する核-マントルの相互作用 計画研究A02-2 <元素分配班>
      M. Satish-Kumar (新潟大)計画研究A02-2の状況
      小木曽 哲 (京大) カンラン岩中の微小白金属鉱物の産状
      三部 賢治(東大地震研)マグマと水流体の間の元素分配実験
16:20 1日目散会
16:30 総括班会議

3 月 29 日(火)
10:00 成果発表会
・核―マントルの地震・電磁気観測 計画研究A03-1 <地震・電磁気班>
      田中聡(JAMSTEC) 計画研究A03-01の現状
      金嶋總(九州大)SmKS波の大規模アレイ観測による外核最上部のP波速度構造
      大滝壽樹(産総研)外核最下部構造に敏感な地震波から得られたF層の速度勾配
・ニュートリノ観測から制約する核-マントルの化学組成 計画研究A03-2 <ニュートリノ班>
      田中宏幸(東京大学)計画研究A03-2の状況
      竹内希(東京大学)地震波速度構造モデルを用いた岩相分布のベイズ推定
      榎本三四郎(東京大学)不定性付きニュートリノフラックスモデルの構築へ向けて
      白旗豊(東北大学)反ニュートリノの到来方向観測に向けた検出器の開発
・核-マントル物質とダイナミクスの理論モデリング 計画研究A04-1 <理論計算班>
      土屋卓久(愛媛大)計画研究A04-1(特に第一原理計算チーム)の状況
      高橋太(九州大)安定成層の地球ダイナモへの影響
      宮腰剛広(JAMSTEC)マントル対流、コア対流の数値シミュレーション
12:00 2日目散会

会場

東京大学地震研究所 2号館5階第1会議室
アクセス(東大地震研HP)

お問い合わせ

世話人・田中宏幸(計画研究A03-2ニュートリノ観測班班長)
E-Mail: ht@riken.jp